平成19年9月19日

  個人情報が含まれた名簿紛失の報告とお詫び

過日9月15,16日の2日間,青葉区内に於きまして,本学文学部社会学科のカリキュラム「社会調査実習」の一環として訪問留置調査を実施しました.その際,対象者名簿写しの紛失という,あってはならない事故が発生しましたので,深くお詫びし,その間の経緯をご報告申し上げます.

                                   立正大学文学部社会学科主任 友永 昌治
                                   同専任講師(調査責任者) 浅岡 隆裕


1. 紛失事故の概要

16日(日)の午後1時くらいに学生調査員が,東急田園都市線「たまプラーザ」駅近辺で,調査対象者名簿を紛失したと思われます.なくしたのは,調査対象となっていた新石川地区在住の方47名分の《氏名》《性別》《生年月日》《住所》の個人情報が記載されていた名簿(調査対象者原簿の一部分)の写しです.本人にそれを落とした認識がなく,最後に見た数分後に再度見ようと思った際には亡失していたということです.

※この名簿に関しては,協力依頼状(ハガキ)で申し上げましたとおり,青葉区の住民基本台帳に基づいております.住民基本台帳は「学術目的」に限り,閲覧が許可されています.他の自治体も同様に定めているところが多いです.閲覧に関しては,青葉区の定めるところにより,本人確認や事前審査があり,閲覧者,閲覧事項の利用目的,閲覧事項の管理方法,閲覧情報の廃棄方法等申し出をしなくてはなりません.
当研究室でもこれらの一連の正規の手続きを踏み,閲覧を許可頂きました.住民基本台帳に記載がある青葉区在住の方の中から,くじ引きの要領で無作為に調査対象になっていただく方を1,000人選びました.具体的な選び方は,青葉区の「住民基本台帳」から,人口の縮図になるように地点を選び出し,その地点在住者から何人おきに1人という具合に調査対象者を選ぶという方法をとっています.従って,性別,年齢など,様々な方が選ばれる仕組みになっております.
その名簿原簿は,浅岡研究室の鍵付きのラテラル(引き出し)で厳重に管理し,調査終了次第,溶解処理します.今回紛失したのは,それをExcelデータに入力し,学生調査員の担当する対象者別に打ち出したものです.Excelデータに関しましては,大学研究室の教員専用パソコンのみに保存されておりまして,パスワード管理及びセキュリティソフトで外部からの侵入やウィルス等の感染には対策を講じております.


2. 紛失認知後の対応

[16日]
紛失認知後,駅付近の公共空間,駅,コンビニエンスストアなど,落し物として届いていそうなところ,ゴミとして出されているようなところを中心に,また当時強風が吹いておりましたのでその風下に当たる住宅地域を,教員スタッフ,学生調査員20名ほどが断続的に13:00〜22:00まで捜索しました.その間16:00に神奈川県警たまプラーザ交番に,遺失物届けを提出しました.

[17日]
午前9:00〜12:30までの時間,前日同様,教員スタッフと学生調査員10名が,上記箇所に加え,東急ショッピングセンター(本館,別館),イトーヨーカ堂,ショッピングモール,住宅展示場などの施設の遺失物扱い品の捜索を行い,駅前工事現場における遺失物の照会依頼をしました.その他,駅近辺の住宅を捜索しました.また警視庁二子玉川交番に,13:30遺失物届けを提出しました.東急田園都市線,乗り入れいている営団地下鉄等の遺失物照会をしました.

[18日]
連休明けで業務を開始した青葉区役所へ,9:00に報告しました.交番,工事現場,駅等への届出に対する照会を行いました.

[19日]
引き続き,関係先に遺失物としての届出られているかどうか照会しました.調査対象者名簿写しに記載があった方へ報告と謝罪を行いました.(不在の方へは文章をお届けしました)


3. 今後の対応

今後も各機関に遺失物としての届出の照会を続け,名簿が発見できるように尽力いたします.
また個人情報を伴う学術調査を継続的に行っていくに当り,このような事故が再発しないように学内の調査監督体制を強化します.具体的には,@学生調査員に対して,個人情報の取り扱いをより慎重にしてもらうためのレクチャーを時間数・内容ともに強化する.A調査対象者原簿の写しがなくならないような物理的な手段を講じる(バインダーにセットする,首からぶら下げるようにする,など).


[ 本件に関する問合せ窓口 ]
立正大学 文学部事務室 花本事務長 03-3492-8791
立正大学 文学部社会学科主任 友永研究室 03-5487-3327



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